

店舗デザインから現場の仕事へ
店舗デザインの仕事に携わりたく、デッサンを勉強していた高校時代。専門学校ではCADを使った製図を学び、店舗デザインの会社に入社しました。クリニックや商業施設などの店舗設計や内装の仕上げ、現場管理などを一通り行いました。当時から図面を描いていたのですが、「建物が組み立てられていくのを見てみたい」「その上で、より納まりのいい図面を描けるようになりたい」という思いがだんだんと強くなっていったのです。そこから、現場に出て現場の仕事をしたいと思い、転職活動を開始。その時に知ったのが、コンテックでした。
コンテックでは、現場に派遣される前に、3ヶ月に渡る研修があります。建築用語の基礎から、CADによる図面の描き方、足場の組み方、鉄筋の型枠を実際に組み立てるなど、今も役立っていることばかり。建築の基本的な知識がない状態で現場に出ても不安が残るので、その懸念を取り払う、とてもいい時間でした。
※2021年10月時点
図面から建物が完成していく達成感
現在担当しているのは、新築現場の躯体工事です。基礎から躯体を立ち上げて、鉄筋コンクリートなどの素材や職人さんの手配、コンクリートの打設をメインに動いています。入社当時は改修工事の現場にいましたが、今年で新築現場の担当になってから2年目を迎えました。もともとあるものを直すのも大切な仕事ですが、転職活動の際に考えていた「建物が組み立てられていくのを見たい」という思いを会社が汲んでくださり、今の現場にいます。
新築の現場では、工程や段取りがいろいろとありますが、計画していた通りにスムーズに事が運ぶと爽快です。うまくいかなかった時に、どう計画を修正していくかも考えどころで楽しいんですよ。何より、建物が完成した時の達成感はひとしおです。タイミングによっては、配属されている現場のことだけではなく、次の現場の施工計画書をつくるなどの仕事もあります。職人さんが帰ったあとにデスクワークをすると聞くと、大変そうに感じる方もいるかもしれませんが、頭の使いどころが違うのでおもしろいんです。何もないところから、建物が完成するのを想像するとワクワクします。

仕事を支えてくれるキャリア推進担当者の存在
働く上で大切にしているのは、一つひとつの仕事に対して手を抜かずに取り組むこと。何か一つでも上手くいかないことがあって、そのままにしてしまうと、そこが後になって悪さをしでかすんです。だから、放っておかずに、しっかり解決してから先に進むことが大切だと考えています。私の場合は、過去に上司から「一人で悩まずに相談することが大切だよ」と声を掛けてもらったことがあり、それからは何かあれば上司に相談するようにしています。やっぱり、建築現場というのは非常に多くの方の協力により動いているので、一人では解決できないことが多々あります。そんな時に頼れる存在がいるのは、とてもありがたいことだなと感じています。
頼れる存在という意味では、キャリア推進担当者の存在も大きいです。忙しさの波が激しい現場の場合、「近くに泊まりたい」と相談すると、宿泊先の手配をしてくれます。つらい時は電話相談して話も聞いていただくことも。「自宅に近い現場がいいです」といった相談をするのも、キャリア推進担当の方。何より、将来の相談をして、今、自分がやりたいことを伝えると、その仕事を探してくれます。とっても心強い存在です。

キャリア推進担当からのコメント
非常に真面目で、配属先からの評判も高いM.Mさん。一生懸命で、どんな小さなことにも誠実に全力で取り組む姿勢が評価されています。新しい現場では、新築の病院を造っていますが、これから先は自分のやりたいこと、女性の働き方・生活と仕事のバランスを考えながらも、自分の進むべき道を歩んでいってほしいと思っています。

私の履歴書
年 | 月 | 履歴 |
---|---|---|
~2010年 | 8 | 店舗デザインへの関心 高校時代 店舗デザインを勉強したく、デッサンをしていた。 |
2011 | 4 | CADを使った製図の勉強をする 専門学校時代CADで図面を描くなどの勉強する。 |
2014 | 4 | アルバイト時代 何をしたいのか分からなくなり、アルバイトをして過ごす。 |
2015 | 7 | 店舗デザイン会社に入社 店舗設計(歯医者・衣類店など)や現場管理も行い、内装の仕上げの納まりを勉強したいと感じた。 |
2017 | 4 | コンテックに入社 建築について改めて勉強ができた。内装ではなく、建築現場でわからないなりに、理解しようと必死に毎日ついていく日々。 |
2018 | 10 | 現場配属1年 段々と主体となって工事を進めていく。 |
2021 | 10 | 新築現場を経験 初めての新築現場で付いていくのに必死で仕事をした。 出来上がった時の達成感はかなり嬉しかった。 |